朝起きて鏡を見ると「なんだか顔がパンパン」「目が腫れぼったい」——そんな経験はありませんか?睡眠不足や塩分の摂りすぎ、ホルモンバランスの変化、さらには寝る前のスマホ時間など、むくみの原因はさまざまです。顔のむくみは、単なる一時的な「腫れ」ではなく、日常の生活習慣が積み重なったサインでもあります。睡眠不足によって体内の代謝リズムが乱れると、水分の排出が滞りやすくなり、翌朝の顔がパンパンになることも。特に、夜更かしや不規則な就寝時間は、自律神経の働きを鈍らせ、血流やリンパの流れを悪化させる原因になります。また、塩分の摂りすぎは体内のナトリウム濃度を上げ、体が水分をため込もうとする「防御反応」を起こします。これが、顔だけでなく全身のむくみにもつながっていくのです。
さらに、ホルモンバランスの変化も見逃せません。特に女性は、生理前や排卵期に体が水分を保持しやすくなるため、顔がむくみやすくなります。この時期は、同じ生活をしていても「何となく顔が重たい」「目元が腫れぼったい」と感じやすいでしょう。そんなときに無理に塩分制限をするよりも、カリウムを多く含む食材(バナナ・アボカド・ほうれん草など)を意識的に摂ることで、体内の水分バランスを整えることができます。
そして見落としがちなのが、寝る前のスマホ時間。長時間ブルーライトを浴びると、目の周りの血流が滞り、眼精疲労から顔全体のむくみに発展します。画面を見続ける姿勢によって首や肩がこり、リンパの流れを圧迫するのも原因のひとつです。就寝の1時間前にはスマホを手放し、ぬるめのお湯で顔を温めたり、首元を軽くマッサージして血流を促すと、翌朝のスッキリ感が大きく変わります。
こうした原因を理解したうえでメイクを工夫すれば、単に「むくみを隠す」だけでなく、「むくみにくい顔づくり」へとつなげることができます。ポイントは、血流を促すケアと、陰影を生かしたメイクテクニックの両立。内側からの巡りと外側の光の使い方で、自然な立体感を演出し、むくみを感じさせない美しい印象を引き出していきましょう。ですが、朝の慌ただしい時間にマッサージをしている余裕がない人も多いでしょう。
そんなときに頼れるのが“メイクの力”。実は、正しいメイクテクニックを使えば、むくんだ顔でもスッキリと引き締まった印象に見せることができるのです。本記事では、顔のむくみを自然にカバーするためのベースメイク、ハイライト&シェーディング、アイメイクやチークの入れ方までを、ステップごとに詳しく解説します。
むくみ顔をカバーする基本ステップ
まずは、むくみを目立たせないための土台づくりから。ポイントは「ツヤ」と「陰影」をコントロールして、顔の立体感を取り戻すことです。
① スキンケアで余分な水分をオフ
むくんでいる朝は、メイク前のスキンケアを“引き締め重視”にしましょう。冷たいタオルや冷感ローションで顔全体を軽く冷やすことで、血管が収縮し、むくみがやわらぎます。保湿はしっかり行いつつ、ベタつかないジェルタイプの保湿剤を選ぶのがおすすめです。

② 下地で血色とハリをプラス
むくんだ顔は、血行不良によりくすみが出やすくなります。ピンク系やラベンダー系の下地を使うと、血色感をプラスして明るい印象に。ツヤを出す下地を頬の高い位置にのせることで、顔に自然な立体感が生まれます。
③ ファンデーションは「引き上げるように」塗る
むくみを感じる日は、厚塗りはNG。リキッドタイプのファンデーションを、顔の中心から外側に向かって軽く引き上げるように伸ばしましょう。重力に逆らうように動かすことで、自然なリフトアップ効果が生まれます。
ハイライトとシェーディングで“むくみ顔”をリセット
むくみで輪郭がぼやけて見えるときこそ、陰影の力を借りましょう。ハイライトとシェーディングを正しく入れることで、顔の余白を引き締め、キュッとした小顔印象を作ることができます。
① ハイライトは「光を集める」意識で
ハイライトは、顔の中で最も高く見せたい部分にのせます。額の中央、鼻筋、頬骨の上、あご先に軽くオン。パール感が控えめなものを選ぶと自然なツヤ感に仕上がり、むくみをカバーしつつ健康的な印象に導きます。
② シェーディングは「フェイスライン」と「こめかみ」に
むくんだ輪郭を引き締めるなら、フェイスラインとこめかみ部分に影をつけましょう。ブラシに軽くシェーディングパウダーをとり、あご下から耳の下に向かってぼかすようにのせます。首との境界を自然になじませるのがポイントです。
特に、フェイスラインをV字に引き締めるようにシェーディングを入れると、むくみで広がった顔の印象が一気にシャープになります。
アイメイクでむくみ目をパッチリ見せる
目のむくみは顔全体の印象を大きく左右します。腫れぼったく見える目元をスッキリ見せるには、色選びとラインの入れ方がカギです。
① アイシャドウは“グラデーション”で立体感を
むくんでいる日は、腫れを強調するラメや淡いピンクは避けましょう。ベージュやブラウン系のシャドウでグラデーションを作り、目元に自然な奥行きを。アイホール全体に淡いベージュをのせ、目のキワにかけて濃いブラウンを重ねると、引き締まった印象になります。
② アイラインは「目尻だけ強調」が正解
目全体を囲むようなアイラインは、かえってむくみを強調します。目尻側に少し長めに引き、軽く上向きに跳ね上げると、目の形がリフトアップして見えます。リキッドよりもジェルやペンシルタイプでやわらかく描くのが自然。
③ まつげで「縦の印象」を作る
むくみ目をスッキリ見せるには、まつげをしっかりカールアップ。根元から立ち上げることで、目の縦幅が広がり、むくみ感が軽減されます。ロングタイプのマスカラを使って“上方向の抜け感”を意識しましょう。
チークとリップで血色を取り戻す
むくんだ顔は血流が滞っているため、顔色がくすんで見えがちです。チークとリップで血色をプラスすると、むくみを感じさせない健康的な印象に仕上がります。

① チークは“頬骨の高い位置”に横長に入れる
むくみを感じるときは、顔の中央に丸く入れるよりも、頬骨の高い位置に横長に入れるのがコツ。フェイスラインを引き締めるようにぼかすことで、自然な立体感が出ます。色はコーラルピンクやアプリコットなど、肌なじみの良い暖色を選びましょう。
② リップは“明るさ”と“ツヤ”を意識
血色を取り戻すために、口元にはツヤのあるカラーを。特にむくみで顔全体がのっぺり見える日は、明るいコーラルやローズピンクなどを使うと、顔全体が華やぎます。リップラインをやや上に描くとリフトアップ効果も。
仕上げのテクでむくみを完全カバー!
仕上げには、フェイスパウダーやミストを上手に使ってむくみ感をコントロールします。フェイスパウダーをTゾーンとあご先に軽くのせると、顔の中心が明るく引き締まって見えます。また、最後に冷感タイプのフィニッシングミストを吹きかけると、肌が引き締まり、メイク持ちもアップ。

まとめ:むくんだ朝でも“スッキリ見せ”は叶う
顔のむくみは、完全に消すことは難しくても「見せ方」で大きく印象を変えることができます。ツヤと陰影を操るメイクテクニックを身につければ、むくんだ朝でも自信を持って出かけられるようになるはずです。
大切なのは、“カバーする”だけでなく、“むくみにくい習慣”を意識すること。前日の塩分を控えめにしたり、寝る前に軽いストレッチを取り入れたりすることで、翌朝の顔が見違えるほどスッキリします。メイクはあくまで応急処置。でも、そのテクニックを知っていれば、どんな朝でも最高の自分でスタートできるでしょう。


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